【卒業生の就活体験談 Vol.2】コロナ禍の就活でも諦めずにホテル業界への就職を実現！｜東洋英和女学院大学

航空業界からホテル業界へ

現在担当している業務は、宴席の会場設営、料理や飲み物の提供、ゲスト対応などです。結婚式では新郎新婦の先導をしたり、企業の株主総会なども担当しているので、日々緊張しながら仕事をしています。大学入学前は航空業界で働きたいと思っていたので、航空業界への就職に強い東洋英和を受験しました。ところが、私が就活を始める頃には、新型コロナの影響で航空業界の採用がほぼゼロになってしまったのです。そこから、ホテル業界に目を向けて就活を進めるようになりました。ホテルに目を向けるようになったきっかけは、小学1年生のときに習い事として始めたフラダンスです。高学年からコロナの前までは、プロのダンサーとしてステージに立っていました。ホテルのステージで踊ることも多かったので、ホテルでショーなどを企画する仕事がしたいと思うようになりました。今までは自分が踊るステージを用意してもらう側でしたが、今度はステージを用意する側になりたいと思い、3年生の夏頃からホテル業界に絞って就活をスタートさせました。

例年どおりには進まないコロナ禍での就活

当時は対面のインターンシップはほぼなかったので、オンラインで企業の講義を聞くような形式が多かったです。例年とはまったく違う就活だったので、今振り返ると大変だったと思うことばかりでした。そのような中でもなんとか就活を進めることができたのは、キャリアセンターの全力サポートがあったからです。キャリアセンターを初めて利用したのは、3年生の冬頃にあった全員面談でした。就活について全く分らなかったので、自己分析やエントリーシートの添削、長所・短所を一緒に考えてもらうなど、就活の全てを教えていただいたという感じです。ホテル業界は選考の段階によってオンラインと対面の面接があったので、対面のときは身だしなみや姿勢など、オンラインでは伝わりにくい部分にも気をつけて臨みました。ホテル業界に就職したい思いが強かったので、ホテル業界に絞って就活を進めていましたが、なかなか内定をいただくことができませんでした。厳しい状況の中で、キャリアセンターから「内野さんにぜひ応募してほしい」と紹介していただいたのが、三菱地所ホテルズ＆リゾーツ株式会社の募集だったのです。私がこれまで努力してきたこと、諦めなかったことなどを評価していただけたので、今、この仕事をすることができています。

キャリアセンターの個々に寄り添ったサポート

私は最初から、ホテル業界にしか就職したくないとキャリアセンターの方に伝えていました。なかなか内定がもらえない中でも、その気持ちは変わりませんでした。そんな私に、他業種で私に合いそうな企業を紹介してくださりつつも、私の思いをくんで、私が納得できるまでホテル業界への就職をサポートしてくださいました。コロナ禍ではキャリアセンターもオンラインでの面談が中心でしたが、対面の授業があるときはキャリアセンターに寄って、卒業生が残した採用試験報告書に目を通したことも大きな力になったと思います。面接で何を意識したらよいかなども細かく書かれていて、身だしなみや笑顔が大切なことなども参考になりました。三菱地所ホテルズ＆リゾーツ株式会社は、募集から書類の提出や面接など、全てのスパンがとても短かったので、提出する書類を何度も添削してもらったり、皆さんが全力でサポートしてくださったことが本当にありがたかったです。困ったときはいつでも連絡してほしいという言葉には、一人ではないという安心感も感じることができました。英和のキャリアセンターは、何でも話せる温かい雰囲気です。私を担当してくださった方は、時には厳しく叱ってくれる“お母さん”のような存在でした。

就活や就職後に生かされた授業

「キャリアデザイン」の授業では、ゼロの状態からエントリーシートの書き方を学ことができました。ゼミを通して、女性が働くことが当たり前ではなかった時代があったことを知り、今の恵まれている環境に感謝できるのも、英和での学びが生かされていると思います。東洋英和は英語の授業が充実しているので、英語力もかなり鍛えられました。国際社会学部では、1年次の必修英語科目にオンライン英語レッスンを導入しています。週1回、フィリピンの先生とマンツーマンでレッスンしたことで、テンポ良く話す力がつきました。ホテル業界では外国人のお客様も多いので、英語で対応する場面で大学での学びが役立っています。

入社1年目で新人賞を受賞

キャリアセンターは、本当に私に合った企業を紹介してくださったと思っています。入社後3年目までの若手が対象のニューフェイスアワード（社員表彰制度）を、1年目で受賞することができました。自分ができる仕事はまだ少ないですが、笑顔で頑張っていたことを認めていただけたのかなと思っています。ホテル業界を目指したときから、今まで私がフラダンスを踊ってきたようなステージを自分で作りたいという思いがありました。今は宴会部で頑張りながら、将来は宴席を営業する仕事に携わりたいという目標があります。ハワイ関連の企業に営業をかけて、素敵なステージを実現させたいです。

高校生へのメッセージ

私が東洋英和を受験した決め手は、緑豊かで広々としたキャンパスです。以前から貧困や人種差別の問題にも関心があったので、国際教育に力を入れていることも私にとっては魅力でした。国際社会学部の専門科目だけでなく、心理学など人間科学部の専門科目も受講できるので、広い視野を身につけることができたと思います。私はキャリアセンターのサポートにより、コロナ禍での厳しい状況の中でも諦めずに就活を進めることができ、念願のホテル業界に就職できました。高校生の皆さんも、もし今やりたいことがあるなら、諦めないでほしいです。壁にぶつかっても諦めないで頑張れば、努力はきっと報われます。

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