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後期授業では、ほぼすべての大学が対面授業を実施 文部科学省調査

文部科学省は、大学等における後期等の授業の実施方針等に関する調査結果を公表しました。概要は下記の通りです。

・後期授業では、ほぼすべての大学が対面授業を実施(うち8割が、対面とオンラインを併用)
・対面・オンラインを併用する大学のうち、約6割がおおむね半分以上で対面授業を実施
・約6割の大学が、後期において、おおむね全学生が週に2日以上通学できる

7月1日時点で、254校(23.8%)が全面オンライン授業だったのに対して、今回の調査では、849校が対面とオンラインの併用、205校(19.3%)が全面的に対面となっていて、対面での授業が大きく増えていることがうかがえます。

同時に、大学等における感染対策を講じた授業の工夫や、学生への配慮の例も公表されました。いくつかご紹介しましょう。

・各座席の4方に一定の間隔を空けて教室を利用できる場合には、対面授業を実施することとするなど、感染対策上の基準を設けて対面授業を順次実施(筑波大)
・遠隔授業を行う科目でも、2回は対面で学生とコミュニケーションをとる機会を設けることを推奨するなど、対面による指導の機会を確保するための全学的な目標を設定(名古屋大)
・大学の学修に慣れず、学生同士の関係がまだ構築されていない1年生に対して、オンラインでの交流機会を設けるほか、感染対策を講じた上での交流イベントの実施など、キャンパスでの交流の機会を設定(宮城大学)

前代未聞の状況に対応するために、各大学で学生の学びを止めない工夫が行われている状況が見えてきます。志望大学を決定するにあたっては、その大学が、新型コロナウィルス感染症対策にどのような方針で臨み、どんな工夫をしているのかについても、踏まえておきたいところです。

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