入試情報

よくわかる大学入試 その2 「学校推薦型選抜」とは

私立大学入学者の約4割が利用

「学校推薦型選抜」は、「一般選抜」「総合型選抜」と並んで、大学入試3本柱の一つです。特に、私立大学生の約4割は「学校推薦型選抜」を経て入学しています。そんな「学校推薦型選抜」ですが、以前の「推薦入試」と比べると、その内容が大きく変わりました。

学力も問われる内容に

調査書等の出願書類だけで判定するのではなく、学力をしっかり見ていくというのが「学校推薦型選抜」の基本的な姿勢です。具体的には、各大学が実施する評価方法等(例えば、小論文、プレゼンテーション、口頭試問、実技、各教科・科目に係るテスト、資格・検定試験の成績等)もしくは「大学入学共通テスト」の少なくともいずれか一つの評価を受けることが必須とされました。

「公募制」と「指定校制」の2種類がある

「学校推薦型」は、大きく「公募制」と「指定校制」にわかれます。
公募制
大学の出願条件を満たし、出身高校長の推薦があれば受験できます。
指定校制
大学が指定した高校の生徒を対象とする選抜。主に私立大学で行われています。

まとめ

他にも「スポーツ推薦」「有資格者推薦」「課外活動推薦」などがありますので、自分の強みと照らし合わせて、選ぶようにしましょう。また「学校推薦型選抜」も「総合型選抜」と同様、その趣旨から単願(第一志望)となる場合がほとんどですので注意が必要です。

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