文部科学省は、「第18回21世紀出生児童縦断調査(平成13年出生児)」の結果を発表した。調査対象者の年齢は、18歳(調査時)。高校生の実像が見えてくる調査となっている。
「勉強時間(休日)の変化」を見ると、「3時間以上勉強する」とした者の割合が増加し、過去最高となった(36.4%)。一方、「しない」とした者も過去最高の30.3%をマーク。二極化傾向がはっきり現れた。
また、「将来の進路について」「就きたい職業の決定状況について」を見ると、前者では「具体的にはまだ考えていない」が減少し(男子4.2%、女子2.4%)、後者では「決まっている」割合が過去最高となった(男子55.7%、女子67.3%)。不安要素の多い時代状況の中で、安定志向がますます強まっているようだ。文部科学省の発表は、こちらから。