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よくわかる大学入試 その3 どうなる? 2021年度入試

2021年度に大学入試を迎える受験生は、今、とても不安な気持ちで過ごしているのではないでしょうか。新しく導入される大学入学共通テストに関わる多くの混乱があったかと思えば、今度はコロナ禍。休校期間が長かったことや、その間、オンライン授業を受けることができたかどうかなどの条件によって「差を付けられてしまっている」と感じている受験生も決して少なくないようです。ここでは、今、明らかになっていることを紹介します。

「総合型選抜」や「学校推薦型選抜」について

文部科学省が2021年度入試のうち「総合型選抜」と「学校推薦型選抜」(推薦入試)について、通知を出しました。各種のスポーツ・文化関係の行事、大会、資格・検定試験等が中止、延期等されていることをふまえ、大学に提出する推薦書や志望理由書にそれらの実績を記入できない受験生が出る可能性があり、これに配慮するように求めています。具体的には、「個々の志願者の成果獲得に向けた努力のプロセスや入学を志願する大学で学ぼうとする意欲を多面的・総合的に評価すること」としています。

入試の日程に影響は?

「総合型選抜」の出願時期は9月以降、合格発表時期は11月以降、「学校推薦型選抜」の出願時期は11月以降、合格発表時期は12月以降とされていました。また、「大学入学共通テスト」は、2021年1月16日(土)、17日(日)に実施される予定となっています。ただ、コロナ禍による休校期間の影響などを考慮し、実施時期の延期が検討されています。6月中には、文部科学省から公表される見込みです。

「一般選抜」はどうなる?

これは、現段階でははっきりしたことはわかっていません。「入試日程を1~2か月先送りにし、入学時期も今回に限り5月頃に」という声や、一時より下火になったとは言え、「9月入学」を主張する向きもあります。

studyLABOでは、今後も新しい情報が入り次第、入試情報をお伝えしていきます。